◆【レビュー】『初音ミク Project mirai 2』◆

     

■タイトル 初音ミク Project mirai 2
■プラットフォーム 3DS
■ジャンル 3Dリズムアクション
■発売元(開発元) セガ
■発売日 2013年 11月 28日
■価格 通常版 6,279円(税込)
ダウンロード版 5,600円(税込)
ぷちぷくパック 7,665円(税込)

 



 超 絶 進 化。



素晴らしい。実に素晴らしい進化を遂げた『Project mirai 2』。
前作も十分に面白かった。だがあれは「ファン向けの良ゲー」だった。言うならば「知る人ぞ知る良ゲー」であった。
それに対して今回を一言でいうと「万人向けの良ゲー」である。とにかく素晴らしいまでに改良が施されている。
「ここまで作りこむか?!」と前作プレイヤーを唸らせるほどに大変身を遂げていたのだった。
え?パッと見、前作とあまり変わり栄えしないって? いやいやいや、本当にすごいんだって。

では、前作との比較に重点を置きながら書いていこう。

 ■システム

 基本システムは…もはや説明不要か。「いつもどおりの音ゲー」だ。
もちろん全く一緒というわけではなく、「同時押し」、「タッチ操作」、などといった要素が加わって、より遊びに深みが出ている。これにより前作で一部のコアゲーマーから言われた「音ゲーとしては単調すぎる」という不満も解消されたことだろう。
 だからといってゲームの敷居が高くなったというわけではなく、クリア評価の判定が甘くなったり、ラクラクモードはさらに優しい譜面になっていたり、譜面のアイコンは大きくなって見やすくなったりと、音ゲー初心者へのフォローも忘れていない。この絶妙なゲームバランスは「さすがAM2研」といったところか。それでいて相変わらずフル尺なのにロード時間が爆速(1〜2秒)なところも特筆すべき点だろう。
 


譜面はアイコンが大きくなったことで見やすくなった。
 ■「収録曲」が強化

 新規収録曲26曲、さらに前作の21曲が丸ごと収録。ボーカルチェンジ曲も含めるとそれ以上になるわけで、これだけでも単純に音ゲーとして大ボリュームである。
それに選曲がかなりイイ。前作はマイナー曲が多めだった印象があるが、今回は人気曲である『ワールドイズマイン』、『ロミオとシンデレラ』、『ココロ』が収録。さらに『千本桜』、『いーあるふぁんくらぶ』といった新しめの曲まで入っているというのだから、ボーカロイドファンも大満足の内容と言えよう。
個人的にイチオシはmiari2書き下ろし曲である「アゲアゲアゲイン」。メチャテンション上がること請け合い。この1曲の為だけに買ってもいいくらいオススメ。全体的にmirai2は明るい曲が多めなのが嬉しいところだ。

 また、曲数が増えたことで、コスチュームチェンジも生きてくる。前作ではポリゴンモデルの曲が少なく、コスチュームを着せる必要性を感じなかったMEIKOやKAITOにとっても朗報だろう(笑)
 


『ココロ』も収録。PVがすごくイイ。
 ■「音ゲー以外」も強化


 音ゲー部分だけでも合格点なのだが、今回オマケ要素がハンパないくらい充実している。

前作はコスチュームを揃えること以外にミラポ(ポイント)の使い道がほとんど無く、一部のコアゲーマーな方はいわゆる「やることがない」状態に陥ることがあった。これを受けてか、これでもかと莫大にやれることが追加されている
コスチューム増量(100種類以上になった)は当たり前として、自作ダンスを作ったり、マイフレーズを作ったり、マイルームでお気に入りのボカロにオヤツをあげられたり、はたまた「ぷよぷよ」で遊べたり。「これ本当に音ゲーかよ!」とツッコミたくなるくらいの大サービスっぷりである。ハッキリいってコレ1本で通常のゲーム1本分以上の大ボリュームである。


 通信部分も強化された。

ニコニコ動画風のPVコメント投稿は今回も健在。コメント投稿でミラポが消費されるという不可解な仕様が撤廃されたおかげでガンガン投稿できる。しかも、「いつの間に通信」に対応されたことで、自宅に居ながらも常時他人のコメントが入ってくるようになった。もともとユーザーの絶対数が少ないゲームだけにこの強化は非常に嬉しい。(前作はすれ違い通信のみ対応だった)
また、PVコメントだけでなく、ダンスやマイフレーズも他人に送れるようになっているので通信する楽しみがより一層増えた。毎日でも起動したくなるほどである。
 

なんと「ぷよぷよ」で遊べてしまう。


PVコメントは「いつの間に通信」対応。ネットへ発信しよう。

 ■総評


 セガの本気を感じられる1本。

e-shopの体験版をプレーしてみて、ちょっとでも「面白そう」と感じたなら絶対に買い。自信を持ってオススメする。
前作に入ってた機能はほぼ収録されているので未経験者の人ほど買い。ボーカロイドのことほとんど知らなくてもOK。
次第にボーカロイドの可愛さに魅了されることだろう(かつて自分がそうだった)
また前作同様、3DSのフタを閉じればポータブル音楽プレイヤーに大変身。フル尺47曲のボカロ曲は聴き応え十分。
サントラを買わない派の自分にとってはまたも大収穫といったところだ。アゲアゲアゲインをエンドレスで聴ける喜び。

 こんな素晴らしい続編に仕上げてくれたセガには感謝。極上の癒しゲーをありがとう。
もしまた続編が出るならば、その時はオマケゲームを「コラムス」でお願いしたい。(セガ的に)





念のために書いておくけど、今回も「パンツは見えません」。楽しいからいいんだけどね。


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