◆【レビュー】イエローブリックロード◆


■タイトル イエローブリックロード
■プラットフォーム サターン(PS版あり)
■ジャンル アドベンチャー
■発売元(開発元) アクレイムジャパン
■発売日 1996年8月30日
■価格 5,800円(税別) (頂き物なので購入価格は分かりません)

 
 私がKABUというハンドルネームを使い始めて数年・・・
ついに自分のハンドルネームの元ネタが登場するこのゲームを
レビューする日がやってまいりました。
遅かれ早かれこの日がくるとは思っていましたが。
 知っている人は知っているであろう伝説的クソゲー「イエローブリックロード」。
あ、遊ぶ前からクソゲーなんて言っては失礼ですよね。
早速遊んでみたいと思います。
 
 ■システム

 イエローブリックロードは「オズの魔法使い」を題材としたアドベンチャーゲームです。
主人公は不思議な世界に迷い込んだ人物(主人公視点なので姿は表示されない)で、
途中、ティンマン(ブリキ人間)、ライオン、かかし男を仲間に入れながら、
ノームの兵隊がこの世界に攻めてくる!、ということを
エメラルド宮殿に住む女王(グリンダ)に伝えにいくのが主な流れです。
 ゲームの基本システムは・・・メジャーなゲームで近いところといえば「MIST」ですか、
3DCGで描かれた世界をカーソルのクリックで進んでいくというやつです。

まぁ、これだけ聞くと面白そうに聞こえるのですが・・・
 
 ■とりあえずプレー開始

 まず電源を入れていきなりガタガタ3Dムービーがお出迎え。
しかも、みょうにカクカクした山や人物がうごめいています。
ハッキリ言って、見るに耐えません。
オープニングからすでに私はいつ電源を切ろうかタイミングを見計らってたワケですが、
まだ物語は序章にすぎません。ここはグッと耐えて我慢です。

 タイトル画面でスタートを押すと、何も無い海岸から何の前置きもナシに始まります。
とりあえず少し道なりに歩くと、ティンマン(ブリキ人間)と遭遇しました。



しかも初対面であるプレイヤーに向かって
「ノームの兵隊に捕まっているライオンを助けに行こう」と言い出します。
これは「余計なイベントは起こさない」という作り手側の配慮でしょうか。
ストーリーに関係の無いイベントが嫌いな私にとってはかなり好感触です。
 さっそく言われるがままに道の流れに沿って少し歩くわずか数秒でライオンを発見。
そのあまりにあっさりした展開にド肝を抜かれていると、そこにはノーム兵が待ち構えていました。
さぁ、戦闘開始です。



          戦闘中



なんとかノーム兵との戦闘に勝利し、ライオンを助けるとライオンがなにやら喋りだしました

   ライオン  :「ガウガウガウ!」

   ティンマン:「なになに?かかし男はひとりでエメラルド宮殿に行った?
           よし、分かった。エメラルド宮殿に行ってみよう」


こうしてゲーム開始から約10分で最終目的地であるエメラルド宮殿にやってまいりました。
すごい急展開です。

 ■いきなりラストダンジョン

 こうして言われるがままにやってきましたエメラルド宮殿。
「あー、なんかすごい速さで展開が進むゲームだなぁ」などと考えていましたが
そこはラストダンジョン。そう簡単には進ませてくれそうにありません。
入り口には番兵が待ち構えていました。

   番兵:    「かかし男? そんなやつは知らん。帰ってもらおう」

   ティンマン:「ダメだ。話を聞いてもらえそうもない」

ははぁ〜ん、ここの攻略は私にもなんとなく読めましたよ。
ここで番兵をひきつけるようなアイテムを使って、
その隙にエメラルド宮殿に進入するって展開ですね?
冒険モノのゲームにはよくでてくるシチュエーションですよ・・・・・




・・・って、普通に戦闘してるし。

いやいや、すごい予想外な展開が起きますね。
ストーリーの展開云々以前の問題です。
ここまでやってくれると逆に目が離せなくなりました。
  
 ■カブくんブラザーズ

さて、こうして無事エメラルド宮殿に侵入できた主人公一味。
あとはかかし男を捜すことに専念すればいいんですが・・・どこにいるのやら。
とりあえず目に付いた部屋に入ってみました。




タンスがありました。
しかも意味深に引出しがたくさんついてます。
・・・・・なるほど。
ここにかかし男のヒントが隠されているに違いありません。
隅々まで調べてやろうではないですか。
とりあえずクリックしてみると・・・



     カブ:「かかし男?知らないなぁ」

お、でてきました。カブくん。本物です。ちょっと感動。
マニュアルに書いてあるとおり、カブくんはヒントをくれるお助けキャラクターのようです。
でもそのせっかくのヒントも全然役に立ってないんですが。

そんなワケで他の引出しもクリックしてみました。





   カブ:「番兵には何を言ってもムダさぁ」

あら、またでましたよ。カブくん。
もしかして・・・全部の引き出しにカブくんはいるのでしょうか。





     カブ:「ブッブー、はずれ!!」


どうやらその様子。
しかも、ヒントではないことまでも言い出す始末。かなりタチが悪いです。
っていうか、なぜここのタンスにはカブくんが密集しているのでしょうか。
お助けキャラクターが一箇所に密集しているゲームなんて初めて見ましたよ。





そして全部の引出しを捜したところ・・・予想通りです。
「モノオキのカギ」を発見しました。





もはやここまでくると最後まで説明する気力もないんですが、
一応最後の展開まで話しておきますと、
物置からかかし男を救出、少し進むとラスボスのオズが待ち構えており、
これを倒すとゲームクリアー、という感じでした。

プレイ時間1時間。
私にはこのゲームのどこが面白かったのか結局分からずじまいでした。



     かかし男:「もう帰っちゃうのかー。寂しいなぁ」



感情移入などしとらんわッ!!

 ■総評

 ちなみにパッケージには「for FAMILY」「for GIRL」と書かれているんですよね。
ご家庭で楽しめ、尚あまりゲームをやらない女性ユーザーにも勧められるというメーカーの売り文句なんでしょうが、
もしこのゲームをショップで見かけて
「お、このゲームは家族向けだと書いてあるぞ。たまには息子と一緒にゲームも悪くないな」
などと息子の誕生日プレゼントに購入なさったお父様がいたらと思うとゾッとします。(いるのか?)
正直に言わせてもらいます。誰にも勧められません。

そんな悪魔のようなゲーム「イエローブリックロード」
・・・いや、はたしてこれはゲームと呼んでいいのでしょうか。
もしショップで見かけても放っておくのがいいかもしれません。



 さて、スタッフロールも終わったことだし、
ゲームディスクをサターン本体から取り出そうと思ったそのとき、
唐突に画面に何かが表示されました。
「・・・・・ん?」




    イエローブリックロード2



「な・・・なにーっ!?」



〜完〜



※ソフトを提供してくださった「けむけむ」さん、ありがとうございます。

(2003/01/19)

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