◆【レビュー】ビューティフルジョー◆

     

■タイトル ビューティフルジョー
■プラットフォーム ゲームキューブ
■ジャンル VFXアクション
■発売元(開発元) カプコン
■発売日 2003年6月26日
■価格 6800円(税別)

 



 初めて私がビューティフルジョーを見たのは確かメーカーの宣伝ムービーだったと記憶してます。
主人公のB級ヒーローっぽい風貌から伝わってくる妙な感覚・・・
一目見て購入を決意しました。いわゆる一目惚れってやつですか。

 「このゲームは(色んな意味で)キテる!」

という雰囲気をビシビシ感じました。いやーこういう雰囲気に弱いんですよ、私。
そんなわけで当初は見た目から感じる笑えるキャラゲー要素を期待して購入したんですが・・・
色々な意味で期待を裏切られました。
 
 
 ■VFXアクション

 物語は主人公ジョーが映画の世界に連れ去られたガールフレンドを助け出しにいく場面から始まります。
まぁお約束のストーリー展開ですね。このゲームにおいてストーリーはさほど重要ではないので端折ります。

 基本システムは横スクロールアクション。
ボタン配置はパンチ・キック・ジャンプ…と、ここまではどのゲームでもあるアクションボタン。
つづいて特殊ボタン。ジョーには「スロー」「マックスピード」「ズーム」というボタンが用意されてます。
このゲーム、ジャンル:「VFXアクション」と言ってるだけあって操作系が今までありえなかった形になってます。
なんと、ビジュアル・エフェクト関係を操作して敵を倒すという一風変わったアクション。
以下、メインとなるVFXパワーを紹介します。

 ・スロー…時間の流れを遅くする(この間に攻撃すると威力大)
 ・マックスピード…時間の流れを速くする(この間に攻撃をすると攻撃速度が超速に)
 ・ズーム…主人公を画面いっぱいに映し出す(この間に技を出すと特殊攻撃に変化))

む。文章で説明してもぜんぜん伝わりませんな(汗
つまり、これらをフルに使えるようになるとトンでもないコンボをだせるようになる、と。
とにかくこれが快感なんですよ。カッコイイんですよ。
パンチからキックへ、アッパーで浮かせて空中コンボ。攻撃が繋がる繋がる。
吹っ飛んだ敵をスロー状態にして追いかけて、さらにマックスピードで追い討ち、トドメはズームパンチ。
もしこれが対戦格闘ゲームなら対戦相手が怒り狂うこと間違いない、というような極悪コンボが展開されます。


VFXパワー使用中は画面に演出が入る。カッコイイ。
 
 
 
 ■反撃アクション


攻撃がくる前にはドクロマークが。

さて、攻撃方法が多彩だとどうしても一方的に攻撃してしまい、
どうしても単調なアクションになりがちなんですが、
このジョーの場合それを見越してか、敵のガードがムチャクチャ堅い!!
後半に至っては正面から攻撃してもダメージすら与えられない敵ばかり登場します。
このあたりが『ジョー=難易度が高い』という認識を一般にもたらしてるみたいです。
違うんですよ、このゲームの魅力は

 「いかに華麗に反撃するか」

これに尽きます。
攻撃を全て回避しきると、敵はスキだらけ。ここにコンボを叩き込む!
回避・攻撃・回避・攻撃・・・・・・・・・
まさに「蝶のように舞い、蜂のように刺す」なアクション。
プレーしてるうちにだんだんと
「ヘイ!俺に触ることはできねぇぜー!」
と自分のテクに酔いしれることができます。

 これこそがビューティフルジョーの中毒性なのです!

ディレクター曰く「マイクタイソンパンチアウト」をヒントにした、とのこと。
なるほど!!

回避アクションで回避。
スキだらけの敵に反撃だ。


 ■クリア後のオマケとか

 そのほか、ボス戦の前のコントがけっこうバカバカしくて面白かったり、クリア後のオマケ(追加キャラクター・追加難度)収集が熱かったり…。ビューティフルジョーは一回では終わりません。

 結局は敵の攻撃を覚えるといった覚えゲー要素が濃いので、やればやるほど面白くなってくるはずです。
最終的にとことん慣れると敵の攻撃を一発も食らわずにクリアも可能なので、そこを追求しまくるだけでも長々と遊べます。

シューティングステージもあるよ!


 ■総評

 ゲームのカメラアングルを操作するという斬新なアイデア、それだけでここまで面白いものが作れるのか!と感心しまくり。考えてみれば昔のハードではコレ絶対に作れませんよ。なにげにこれだけ複雑な処理をしているにもかかわらず一度も処理落ちが見られないところはプログラマーの腕なのでしょうか。良い仕事してます。
 しかし文章で紹介しても100分の1も魅力を伝えられてません…。興味のある方は是非一度動いてるところを見て欲しいです。グリグリとカメラアングルがめまぐるしく変わりながら敵を倒していく光景はとても衝撃的です。
本作は格闘ゲーム好きな方や、珍しいゲームシステムに目が無いという方、ちょっとふざけたノリが好きな方にオススメします。


 【追記】
 アクションが苦手な方は「SWEETモード」が追加された『ビューティフルジョー・リバイバル』、
 もしくは『PS2版ビューティフルジョー』をオススメします。


 

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