◆【レビュー】ノット トレジャー ハンター◆

     

■タイトル ノット トレジャー ハンター
■プラットフォーム プレイステーション
■ジャンル 3Dアドベンチャー
■発売元(開発元) アクティアート
■発売日 1996年12月20日
■価格 6,090円(税込) (中古購入価格280円)

 



 迷作ゲームとして名高い「ノットトレジャーハンター」、嬉しいことに280円で陳列されていたので迷わず購入。
さて、噂の英国紳士とはいったいどのような人物なのかー! キワモノゲーム好きとして期待が高まります。
    
 ■ストーリー
 


私の名はジェームズ・アークライト。
イギリス人だ。

学生時代にマヤ、インカなどのいわゆる「古代文明」の魅力に取り付かれた私は、29歳になった今でも、その謎を解き明かすために様々な遺跡を探索している。

ただ、世の中にはそんな魅力あふれる遺跡を金儲けの道具としてしか見ていない輩がいる。

一般的に「トレジャーハンター」と呼ばれる連中だ。

奴らは遺跡に眠る財宝を持ち出しては金に換えているのだ…。
おっと、私をそんなトレジャーハンターと一緒にしないでほしい。
私の目的は純粋に古代神秘の追求にあるのだから。




ゲームは主人公が宛名の無い手紙を受け取る場面から始まる。
その手紙には古代文明の遺産が書き記されており、探求心旺盛な主人公はそれを探しに行くことにする。



 
 ■システム
  
 
 システムを一言で言うと操作系はバイオハザード(上を押すと歩いて横を押すと旋回)、途中出てくる選択肢でエンディングが変わってくるというアクションアドベンチャー。
しかしバイオハザード系といってももちろん操作性は最悪なので安心してほしい。スーツ姿で洞窟をふらふら歩く姿はなんとも痛々しいものがある。(着替えろよ!)

 次に攻撃方法。こちらもナイフ、銃、などバイオハザードばりに用意されてるのだが、敵がゆっくりと前進しかしてこない為、武器を使用せずに右ハイキックを適当にだしてるだけで戦闘は完全勝利することができる。ハッキリいってゲームとして成り立っていない。

 ■プレー時間

 ちなみに1回のプレー時間が約10分とプレーヤーに優しいのか、はたまた単純に作る気が無かったのか分からない作りとなっている。おそらく後者だろうが。
 しかし本気で短い。通路を3つくらい通過したら出口。恐ろしいほどに狭い神秘の洞窟っていうのもどうかと思うが、その短い洞窟に57のエンディングが用意されてるっていうからオドロキ。製作スタッフの強引さを感じる。
そして全部のエンディングを見てパスワードを送るとイラストタペストリーと終了認定レリーフがもらえたらしい。

     「さぁ、君もまだ見ぬ冒険にチャレンジしてくれ。」

とマニュアルに書かれているが、やる気が起きない。起きるわけがない。



 ■声優
 



池田秀一ボイスで「助けて下さい!」と叫ぶ

 この時期のプレステソフトはやたらと声優ネタが多かったが、ノットトレジャーハンターも例外ではない。主人公の声は池田秀一(※1)である。

(※1 ガンダムのシャアの声優。フォックスジャンクションにも参加)


で、製作スタッフは池田秀一に何をやらせたかったのか知らないがトンでもない台詞を続々と喋らせる。


 「でたー!」

 「助けてください」

 「私だけでも助けてくれ」


 などなど。

プレーしてて「よくこの仕事引き受けたなぁ」と感じること必至。
だんだん池田秀一に同情したくなってきます。

 ■総評

 パッケージイラストは末弥 純。(Brandishシリーズのパッケージ描いてる人) これだけでもスゴいのに、池田秀一、塩沢兼人などのベテラン声優の採用。開発費を全力で間違ったベクトルへ放出しているとしか思えない悪い見本である。さらにトドメはPS2で正常動作しないというスタッフも予想しなかったであろう究極の爆弾まで用意されている始末。もう何から何まで完璧すぎ。素晴らしいよ。

ちなみに私はこのソフト1本の為だけに『PSone』を片付けられないでいる。なんだかな。
 
 
(※2006/12/18追記:50000番のPS2では動作しました)
 

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