◆【レビュー】ビューティフルジョー2◆

     

■タイトル ビューティフルジョー2 ブラックフィルムの謎
■プラットフォーム ゲームキューブ/PS2
■ジャンル VFXアクション
■発売元(開発元) カプコン/クローバースタジオ
■発売日 2004年12月16日
■価格 6,980円(税込)

 



 前作を一年半やり込んだ。
スロー、マックスピード、ズーム、の感覚は身体で覚えた。
まだかまだか、と、発売をものすごく楽しみにしていた「2」。
そんな「2」がついに発売した。私は喜んだ。
 
 …が。
 

プレー開始後、すぐに違和感を感じた。
が、とりあえず気にせずに一通り遊び終えた。結論が出た。

 これは何か違う。

いや、面白かった。
アクションゲームとして今回もすごくよく出来てると思う。
でも、「ジョー」らしくない。

 ■セクシーシルビア登場


 パンチ、キック、ジャンプの基本動作、
そしてVFXアクション「スロー」、「マックスピード」、
「ズーム」。
操作系は前作とほぼ同じ。
前作を遊びつくした人は特に悩むことなく進めると思う。

 さらに今回は新要素がひとつ。
それが「ビューティフルタッチ」と言って、
別キャラクター(シルビア)に交代できるシステム。

シルビアはジョーと違ってパンチの変わりに銃を使ったり、マックスピードが使えない代わりに「リプレイ」という、ダメージを3倍にする技を持っていたりする。
この微妙に性能が違うキャラを使い分けながら攻略していくことになる。

 でも、これがよくない。

 このシステムのおかげでステージ中にはジョーでしか攻略できない仕掛けが用意されていたり、逆にシルビアでないと攻略できない仕掛けがあったりするのだ。
そういった仕掛けが登場するたびにいちいちキャラ交代をしなければならず、ゲームのテンポを落としている。

しかも後半に進めば進むほど前作より難易度の高い仕掛けが用意されており、けっこう詰まることが多くなる。(私も2箇所ほどギブアップして攻略を人に聞いた)

そのくせボス戦はゴリ押しで倒せる奴らばかり。
違うでしょ!時間かけて作るところ違うでしょ!



新技〈リプレイ〉 演出がカッコイイ


 あと、個人的にガッカリしたのはボス戦前の会話。
シルビアが中心に会話するので、前作みたいなジョーの生意気なトークが聞けない!
シルビアに圧倒されるジョーなんてかっこ悪すぎ。
イメージ壊れるなぁ。
「カッコ良さ」を捨てて「笑い」に走ってますな。

まぁこの辺は個人の感覚ですけど。

やっぱりキャラクターは選択式にして、
前作同様、キャラごとのシナリオを用意してもらいたかった。

シルビアに怯えるジョー カッコワルイ
 
 
 ■難易度が落ちた

 アクション部分の難易度は前作と変わらず。
というか、敵キャラの大半が前作で見たことある奴ばかりなので、新鮮味がない反面、攻略は楽。
前作で1つまでしか所持できなかった、「テイク2」(体力が0になってもその場で復活するアイテム)を複数所持できるようになったり、キッズモード(イージーモード)で稼いだアイテム等をアダルトモード(ノーマルモード)に移行できるようになっているので簡単に攻略することができる。

基本的に敷居が高いゲームだけに、これは良いことだと思う。
 
 
 ■総評

 けっこうヒドいこと書きましたが、これも私がジョーを好きだからこそ、なのです。
私の理想とずいぶん違ったのでちょっとショックだったと。ジョーはこうじゃないだろ、と。
最初にも書きましたが、アクションゲームとしては面白いです。
でも前作を遊びつくした人なら新鮮味はありません。あくまで「1」の延長。
なんていうか…「2」というよりは「1・追加ディスク」って感じがします。
前作をプレーして遊び足りない!と思った人は買い。あくまでそんな感じ。

 しかし…。
テレビアニメ、テレビCM、電車広告、今回にすごい賭けてたんだろうなぁ、カプコン。
でも年末の売り上げはひどかったなぁ。完全にドラクエと新携帯ハードの埋もれてしまったなぁ。
ラストでさらに続編の香りを漂わせていたんだけども、この様子では「3」がでるかどうかも怪しい。
次回作は是非とも神谷さん(前作のディレクター)に戻ってきてもらって、有終の美を飾って欲しいです。

 

(2005/01/08)

<コラムTOPに戻る>