◆【レビュー】 3年B組金八先生 伝説の教壇に立て! 完全版◆

     

■タイトル 3年B組 金八先生 伝説の教壇に立て!
■プラットフォーム プレイステーション2
■ジャンル ロールプレイドラマ
■発売元(開発元) チュンソフト
■発売日 2005年7月28日
■価格 2,940円(税込)

 



 チュンソフトの『街』が好きなのと、キャラクターの絵が好みだったので買ってしまった。
(『街』とは全然システム違うんですけどね)

しかし「金八先生」のドラマは観たことないし…と不安になりながら始めてみた。

 ■システム

 基本的に画面にテキストは表示されない。
フルボイス。シンプルである。
ストーリーの合間合間で自然にアニメーションムービーが
挿入され、ゲームで遊んでるというよりは、むしろアニメを
観てるといったほうがいいかもしれない。
しかもこのアニメーションのクオリティがハンパないくらい高い。
キャラクターデザインはスタジオ・ジブリ 製作映画「猫の恩返し」
のスタッフが担当しており、全体的に温かい雰囲気をだしている。

 プレイヤーがとる行動としては、
学校や街を移動し、目的のキャラクターに接触、
キャラクターの会話を聞きながら、たまにでてくる選択肢
(イベントカード)を選ぶことがメインとなる。
この選択によってシナリオが若干変化する。


 1話あたり1時間。全22話。かなりのボリュームである。
さらに一通りストーリーが終わっても「才能開花システム」といって、
全生徒の進路を決めていく育成モードのようなものも用意されており、
ゲーム的にも飽きさせない工夫がされている。

シンプルなゲーム画面


よく動くアニメーション



 ■総評

 ドラマを観たことがないので、ドラマとの関連性は一切分からなかったが、とても面白い作品だと思う。
なんといっても登場キャラクターが全員個性的なのがいい。
登場キャラクターが多数存在するゲームは大抵の場合、処理し切れてないことが多いが、
この作品の場合は、生徒ひとりひとりに設定があり、そのどれもが完全にストーリーに生かされている。
プレー前は「こんなにたくさんのキャラ覚えられるかな」と不安だったが、
終了後には全生徒の名前を覚えてしまった。どいつも魅力的なんだよ。
個人的に「猫の恩返し」の絵が好きなのですんなりと感情移入できてしまったのが大きいかな。
(富士美智子なんて絶対にハルちゃんだよ!と思った)

 シナリオもね、いいんですよ。かなりいい。
ネタバレになるのでここでは書きませんけど。

 ただ反面、「ゲームで遊びたい!」という人は楽しめないと思う。
操作することよりも観てることの方が多いので、ゲームとして過度に期待すると肩透かしくらうかも。
才能開花システムもあくまでおまけみたいなもんだし、ザッピングシステムがあるのも一部シナリオだけだし、
基本はじっくりとシナリオを楽しむことである。そういった意味で大人向けゲームかな。

 タイトルに「金八先生」とあるが、金八先生はストーリーにあまり絡まないし、タイトルだけで敬遠しないように。
とりあえずキャラクターの絵を見てビビっときた人はまず買って損はないかと。





〜余談〜
本作、「完全版」とのことだが、無印版との違いは、シナリオが2本追加されているところらしい。
(無印版を持ってないので違いは比べられないけど)
定価も安いことですし、今から買うなら絶対に完全版にしましょう。

 

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