◆【レビュー】 ユグドラ・ユニオン◆

     

■タイトル ユグドラ・ユニオン
■プラットフォーム ゲームボーイアドバンス
■ジャンル シミュレーションRPG
■発売元(開発元) スティング
■発売日 2006年3月23日
■価格 6,090円(税込)

 



 可愛いパッケージに一目惚れし、続編物でもないのに予約をしてまで買ってしまった。
見た目から「可愛いキャラを前面に押し出したヌルいキャラゲー」を想像していたのだが…

 ■システム

 ゲーム内容を一言で言うとターン制SRPG。
自軍のキャラを進行させ、敵に隣接させてバトルスタート。勝利条件を満たせばステージクリアという流れである。
全ての行動にカードを使用するという独自のシステムを採用。
毎ターン手持ちのデッキからカードを1枚選択し、そのカードのパワー分だけ移動できたり戦闘で相手へダメージを与えられる。
戦闘に勝利することで使用したカードは成長していく。
また、各カードには必殺技が用意されていて、使い方次第で戦局を有利にもっていくことができる。

 戦闘時のドットキャラはよく動き、BGMも各キャラごとに専用テーマを用意してあるという充実っぷり。実に豪華である。
スーファミ・メガドラ黄金期を彷彿とさせる作りは2D好きならたまらないだろう。

しかし残念ながら万人にはオススメできない。
それはなぜか。
 

ターン開始時のカード選択画面
Powが攻撃力でMovが移動力
 ■万人にはオススメできない

 可愛いキャラとは裏腹に難度は高い。


自軍キャラが敵と相性の悪いユニット構成で開始されるという理不尽なゲームバランス。

こちらはリーダーしか使えない必殺技を敵はザコですら連発してくるという不公平な戦闘システム。

減った士気(HP)を回復できる手段はアイテムのみで、しかもそのアイテムはフィールドの分かりにくいところに落ちてるものを拾うか、敵から盗まないと手に入らないというシビアな回復手段。


 予備知識なしで初回プレー。
3ステージ目で手詰まりになったのかと軽く絶望感を覚えた。
もちろん手詰まりになることはなく、全滅してリトライをすれば「回復アイテムを持って 敵が弱体化した状態」から再チャレンジできるという救済措置がとられているのだが…
もう少しプレイヤーに優しくしてくれてもいいものを。


「剣・斧・槍」の3すくみに強いという「魔法」という存在
この厄介な敵が序盤から登場する

 ■総評

  不満点こそあるものの、当初の目的であるキャラゲーとしても非常に良く出来ていたので個人的には満足している。
主人公キャラ以外にザコ敵から村の子供までキャラグラフィックはひとつひとつ丁寧に描かれており、パッケージのイラストが気に入った方なら買って損はない。きゆづきさとこワールド全開である。

とっつきにくいシステムも遊ぶうちに楽しくなってくる。後半に入ると笑えるほど極悪なアイテムやカードが登場するのでそれらを使って独自の攻略法を見つけるのが熱かったり。

キャラデザに抵抗がなく、やり込めるゲームに飢えている方は是非。
(ターゲット狭いな〜)

ただの「住民」なのにこのクオリティである(笑
 

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