◆【レビュー】ナイツ・イン・ザ・ナイトメア◆

     

■タイトル ナイツ・イン・ザ・ナイト・メア
■プラットフォーム ニンテンドーDS
■ジャンル アクティブ&タクティカルRPG
■発売元(開発元) スティング
■発売日 2008年9月25日
■価格 6,090円(税込)

 



 久々のスティング新作。しかもユグドラユニオンと連動するとあっちゃ買うしかないでしょ!!
という安直な理由で購入したのだが…。色々と問題作だったナイツインザナイトメア。

 ■第一印象

 自分は「説明書を読まない」派。
いつもどおりカセットを差したら即スタート。
ストーリーパートが始まる。綺麗なグラフィックと美しいBGM。
さすがスティング。ドット絵好きとしては興奮を抑えられない。
しかもストーリー部分は早送りやスキップできるという親切設計。
あれ?もしかしたら今回は素直に面白いんじゃない?

 しかしその期待は数分後に裏切られることとなる。

バトルパートに突入。さていよいよゲーム開始だ…って、あれ?
どうやって敵に攻撃するの??
っていうかユニット動かせないんですが…。

いつものスティング、キター!!
 

ストーリーパート。 グラフィックとBGMが美しい。
パッと見は普通のSRPGだが…。
 ■超難解なゲームシステム

 パッと見は普通のシミュレーションRPG。
だが操作は全然普通じゃない。
そもそもキャラクターのHPやMPなどという概念はなく、マップ上のユニット達は基本的に敵からの攻撃を喰らわない。
その代わりプレイヤーのカーソルアイコンにあたる「ウィスプ」が敵からの攻撃(シューティングの弾みたいなの)を被弾する。
被弾するとタイムが減る。
タイムが無くなり、一定ターンが過ぎるとゲームオーバーとなる。

ウィスプ自身は攻撃できないが、代わりにタッチしたユニットに攻撃命令を出すことができる。
攻撃命令を出しつつ、敵の弾は避けて…と、そんな内容。

なんていうか、他に同じジャンルが存在しないから例えようがない。
シューティング+シミュレーションといえばいいのか…。
某レビューサイトで「電撃イライラ棒をしながら詰将棋してるみたい」と書かれていたが、その例えがウマいなと思った。

自分は把握するのにチュートリアルを3回以上は読み直した。
これ、小学生が間違って買ったら返品のクレームくるぞ、きっと。



敵の攻撃も序盤は簡単なものばかりだが、後半に入ると画面を埋め尽くすくらいの派手な攻撃になってくる。
 ■ハマると長く付き合える

 複雑ではあるが、ルールが分かってくると面白い。
弱点属性を突いた攻撃で敵を瞬殺出来たときの達成感はなかなかのものである。

あと登場キャラや武器・アイテム・スキルなどが大量に用意されており、毎ステージ新しい何かが登場するので全47話ありながら最後まで飽きがこない丁寧な作りになっている。1話が5〜15分で終わるボリュームも絶妙。
さらにマルチエンディングかつ、1周目クリア後には違うヒロインでの裏シナリオも用意されており、 非常に長く遊べる。(引き継ぎ要素あり) 他にも「レベリング」というアイテム稼ぎのモードも付いており、それだけでも延々と遊んでいられる。

ルールさえ理解してしまえば、いくらでも遊んでいられる非常に良いスルメゲーである。


このゲームで一番特殊すぎると思った部分。
戦士系が右上、魔導師系が左下にしか攻撃不可。
これを理解するのに随分と時間がかかった(汗)
 
 ■総評

 ゲームシステムを理解できるまで頑張れるか頑張れないかで評価が分かれると思う。万人にはオススメできない…な。
ゲームマニアの中でもよほどの変態好きにしかオススメできない(汗)
ただ難易度はイージー・ノーマル・ハード・ナイトメアと4段階あるので、ヌルゲーマーからハードゲーマーまで楽しめるという親切設計。
クリア不可に陥るようなことはないから安心して欲しい。
新しいモノ好き、最近のゲームは歯応えがないなぁという方は是非。

あと、ストーリーが暗く欝展開なので、キャラ萌え目的で買おうという方は痛い目を見るので注意が必要かな。(自分)
それと、公式サイトでドット絵まで見せているユグドラ姫はチュートリアルにしか登場せず、ゲーム本編には登場しないのでユグドラ繋がりで買おうと思ってる方も要注意だ。 これは詐欺だよなー。

 でも、続編モノばかりのこのご時世に、無難なゲームを出せばいいものを、あえてこんなチャレンジャブルな新作を出す。
会社大丈夫?と、ファンを不安にさせる、そんなスティングが自分は好きだ。

残念ながらユグドラはチュートリアルにしか登場しない。
しかし貴重なユグドラ戸部バージョン。毒舌キャラ(笑)


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