◆【レビュー】セブンスドラゴン◆

     

■タイトル セブンスドラゴン
■プラットフォーム ニンテンドーDS
■ジャンル RPG
■発売元(開発元) セガ
■発売日 2009年3月 5日
■価格 5,040円((税込)

 



 古代サウンド、モタ氏のチビキャラによるテンポ良い戦闘に
「これは久々に良ロープレの予感!」と期待させられた。…のだが。

終わってみれば凡作というか。実に「惜しい」ゲームだった。

 ■システム

 フィールドこそドラクエ風のありきたりな2DのRPG。

世界樹の迷宮バリに用意されたスキル。
戦闘はチビキャラが生き生きと動き回る楽しい演出。
キャラデザも…まぁ好き嫌いはあるだろうが自分は好きだ。
古代氏のサウンドは言うまでもなく素晴らしい出来。
しかもオプションでBGMをレトロゲーム風に切り替えられるというオマケ付き。オッサンゲーマー大満足である。

これでもかと言わんばかりに詰め込まれた意欲作のRPG。
非常に良く出来たゲームなのだが……

……なぜか夢中になれない。


ドラクエ風の王道RPG。
ポリゴンとドット絵で描かれるフィールド。
よく作られてます。

 ■単調こそが最大の敵

 序盤こそは上記のような要素に楽しまされるが、
後半に進むにつれ、あることに気付く。



   コレ、作業じゃないか?



そりゃRPGといえばそんなもんだろと言われてしまえばまぁそうなんだが、仮に「序盤から終盤まで同じスキルのみで攻略できる」となると…どう思うだろうか。
要するに序盤で必勝パターンを見付けてしまえばあとはラストまでそれの繰り返しなのである。「この敵にはこう戦え」みたいな場面に出会うことが少ないのだ。基本はゴリ押しでなんとかなる。
(パーティ構成によって違うと思うけど、少なくとも自分はこうだった)
一言で言ってしまえば「敵が弱い」。

 装備品にも同じことが言える。
苦労して素材を集め、ショップに持って行って装備を作ってもらうも、それが大して強くない。そのくせイベントで自動的に手に入った装備のほうが強かったりするという。労力に見合った見返りが少ない。

 また、宿屋に泊まるとフィールド上のドラゴンが復活してしまう為、なるべく宿屋に泊まらないというプレーになってしまうのだが、こうなると今度は、採取コマンドが使えなくなる→素材が集まらない→ますます装備を作らなくなる→やることがなくなり単調作業になる、という負のスパイラルが始まる。

気が付けば、単調な作業ゲーになっていた。


サクサク動く戦闘は見ていて楽しいんですけどねぇ…。


フィールドの赤い花がフロワロと呼ばれるもの。
黒い影がドラゴン。ザコより強いモンスター。
フロワロは踏めば、ドラゴンは倒せば、消滅する。
…が。宿屋に何回か宿泊すると復活してしまう。

 ■総評

  ちょっと辛口になったけど、別にクソゲーというわけではなく、ゲームとしての出来自体は十分合格点だし、
あくまで「惜しい」というだけで。もうちょっと頑張ってほしかったな、と。もう少し+αが欲しかったな、と。
やはりロープレはアメとムチというか。苦労に見合った報酬がないとつまらんと思うわけよ。
メリハリを持たせた欲しかったわけよ。ムチャクチャ強い武器とかあっても良かったじゃないの。
敵もただ硬いだけじゃなく、もっとバリエーションに富んでても良かったじゃないの。

自分らユーザーが(世界樹の迷宮1並の)過度な期待をしてたってのもあるけどね。
期待していたどおりの出来ではあるけど、それ以上ではなかったかなと。
けどまぁ、誰もが高難度のゲームを求めてるわけでもないしね。これはこれでアリだった…のかな。
続編モノが多いこの業界に新規タイトルを作ってくれたことは大変喜ばしいことだし。
こういう挑戦的な新作は応援していきたいね。

ただ、「中断セーブが出来ない」のは携帯ゲームとしては致命的。「セーブデータが1個」というのも意味不明。
ここだけは純粋にダメだなと思った部分。世界樹といい、ドラクエといい、最近の流行なんでしょうか?コレ?


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