◆【レビュー】『超操縦メカMG』◆

     

■タイトル 『超操縦メカMG』
■プラットフォーム ニンテンドーDS
■ジャンル アクション
■発売元(開発元) 任天堂(サンドロット)
■発売日 2006年9月 2日
■価格 4,800円((税込) (中古購入価格 800円)

 



 「ギガンティックドライブ」「鉄人28号」「斬撃のレギンレイヴ」と、一連のサンドロット繋がりでなんとなく買ってみた。
購入前は「DSみたいな携帯ゲーム機ではサンドロットの魅力なんて出せるわけ無いだろう」、と思っていた。
間違いであった。このメーカーにはハードなんて関係なかった。
こりゃまたとんでもない作品を作ってくれたな、と。
気が付けばプレー時間50時間を突破。携帯ゲーム機のアクションゲームをここまでぶっ続けに遊んだのは久しぶりである。いったい何がそこまで惹き付けるのか。

 ■システム

 内容を一言で説明すると、3Dアクションゲーム。
画面内のメカを操作してミッションを成功させるとクリアーというもの。ミッション内容は敵を倒すものだったり、レースをするものだったり、荷物を運ぶものだったりと様々。 十字キーでメカの移動。サンドロットのロボットゲーらしくズシンズシンと画面を揺らしながら重厚に歩く。DSでもこの動きが健在なことにゲーム開始早々ニヤニヤさせられる。
下画面にはコックピット内部をイメージしたものが表示され、それを触ることでメカ独自のギミックが発動するという実にDSらしい操作方法となっている。

一通り操作方法のレクチャーを受け終えると、突然敵メカが出現する。
「お、いきなり戦闘開始か。盛り上がるね。」
しかしゲーム内の指示にいきなり目が点になる。



   「こんなときの為に武器を載せておいた。
    何もない部分を叩き割れ!!」




…???



上がモニタ。下がコックピット内をイメージした画面構成。 
 ■メカ好きの心を揺さぶる内容

 言われるがままに指示された場所をタッチペンで連打。

 
 
 

ピシピシッとヒビが入り、少しずつ割れていき…パリーン!
割れた中から現れたのはなんとミサイル発射ボタン。

 な…なんだこの昭和的アニメの展開は。

そこからはもうあるあるネタの連続。
車、電車、重機に変形するト○ンスフォーマー的なメカだとか。安全蓋をスライドして開けないと押せない秘密兵器だとか。間違った操作をするとヒューズが飛ぶメカ、ミサイルボタンの横に紛らわしく配置された自爆ボタンなどなど。テレビアニメや特撮番組なんかで観たようなギミックの数々が次から次へと登場する。



  
 ダンプカーに変形するメカ「人形重機ダンヴァー」。 ト○ンスフォーマー的にキュイーンと変形するのがイカス。
 ちなみに基本的にゲーム中に登場するほとんどのメカは変形する。他にもショベルカー・ミキサー車・クレーン車などがいる。


  
 新幹線に変形するメカ「拡散銃士レヴンX」。 新幹線形態の操縦がマスコンという電車へのコダワリを感じられるメカ。

  
 「子供の頃こういうスイッチを触ってみたかった!」と思わず叫ばずにはいられないスイッチを搭載した「電光人形スペクトラX」。
 6つのスイッチをパチパチッと全部倒すことでレーザーを発射する。


  
 火室に石炭を入れ続けて蒸気圧を高めバルブを開放することでようやく攻撃が開始できるという手間の多いメカ、「蒸気人形ドーヴァー」。
 しかし蒸気のパワーで発射する「スチームショット」の威力は絶大。 蒸気機関車に変形できる。
 



 こうなるともう笑いのドツボ。ニヤニヤが止まらない。少年時代の忘れかけた思い出の数々が蘇る。「あぁ、メカって言えばこうだよね」「子供の頃、こういう玩具が欲しかったよね」と思わず唸ってしまった。いやしかし、こういうネタを実際にゲームとして作ってしまうところがスゴイ。  そして早く次のメカを手にいれたい衝動にかられ、あとはひたすら資金稼ぎ。総数100体もいる楽しいメカ集めの始まりである。
 
 もちろん肝心のゲームの出来も、サンドロットらしく遊び心溢れるゲームバランスと熱い展開で文句なし良ゲー。 高威力の武器を当てた時の吹っ飛び方はいつものごとく豪快かつ爽快。実にストレス発散である。あの垂直姿勢のまま吹っ飛ばされる姿もいつもどおりなのでファンも安心(笑)
難易度もイージー・ノーマル・ハード・スーパーハード、と用意されているのでゲーム初心者でもバッチリ楽しめる。
 
 ■総評

 面白いことは面白いが、万人にはオススメできない。
数々のギミックを「楽しいネタ」として受け入れられるか、「面倒くさい」と感じるかで好き嫌いがハッキリ別れると思う。
ツボに入る人は抜け出せないくらいハマる、そんなゲーム。(相変わらずだね)
ちなみに自分は後者。今までDSで遊んだゲームの中で一番面白かった。
「ゲームと言えば十字キーとボタン」という固定概念を見事に壊してくれるナイスなゲーム。
昭和生まれのメカ・特撮好きな方は黙って買い。斬新なゲームに飢えている方も買い。 普通にアクションゲームとして見ても良ゲーの部類に入ると思うので、基本的にアクション好きな方は買って損なし。

あ、そうそう。このゲームを遊ぶときは通常のタッチペンでなく「綿棒」をオススメです。
ハードモードはアクションが激し過ぎです…。
 

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