〜ナイツと私〜


■それは高専時代の思い出・・・

 ナイツが発売されたのはニンテンドウ64が発売された少しあとだった。
当時、世間はニンテンドウの新ハード登場に大賑わいのそんな時期、ナイツは私達の前に姿を現した。
まるでロクヨンを意識したかのマルチコントローラ。3Dアクション。

「パチモンくせぇ〜」

というのが私の正直な第一印象でした。
しかし、発売日前日に急に欲しくなった。なんとなく。
そして7月の暑い夏、私は走った。学校の授業終了と同時にゲームショップへ走った。
 なんとかナイツは売っていた。しかし肝心のマルチコントローラは予約でいっぱいいっぱいだった。
私は次回入荷予約に名前を書いて、その日はゲームソフトだけ購入して帰った。
 家に帰ってサターンの電源を入れて早速ゲームを始めてみる。

「うわ・・・」

ガタガタなポリゴン、3Dアクションの割に真横にしか進めないステージ構成。
ハッキリ言ってガッカリした。本当にこれが今ゲーム雑誌で大々的に宣伝しているゲームか?、と。
もしかしたら私は違うものを買ってしまったのではないだろうか?という不安を抱きつつ、、、
とりあえず買ったものはしょうがない。とりあえずクリアするか。
じっくり腰を据えてゲームに取りかかってみた。



うかつにもハマった。
思った以上にアクションゲームとしては良くできていたからだ。
ステージを進むごとに現れる斬新な仕掛け、美しいBGM、
そして難易度もちょっと難しめで、私の挑戦意欲をかき立てる。
クリアしてエンディングムービーが流れる。
感動した。
クリアしたという達成感も相まって、心の底から嬉しい気持ちになった。
楽しかった。このゲームは最高だ。
クリア後もスコアアタック、ピアン育成をするために何度も繰り返し遊んだ。
今は無きゲーム雑誌「サターンFAN」にゲーム批評分も書いた。
全てのステージで「A」をとって最終ステージまで完全に遊び倒した。

・・・そして・・・

そのころにようやくマルチコントローラがゲームショップに入荷された。
結局マルチコントローラの出番はなかった。

 これが私のナイツに対する思い出。
なんだかんだいって私はナイツを好きだったんだと思う。
この文章を書いてて無性にナイツで遊びたくなってきた。今度実家に帰ったら再び起動してやろう。


(2001/11/04)

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